ゴーンの逃亡先、レバノンが外貨建て国債の支払い期限を延期するらしい。
約12億ドルの債務返済を見送り、デフォルトになる。
思い出されるのは、共通通貨建てで財政破綻したギリシャだろうか。
以前ギリシャが財政破綻したときは、
「日本も借金大国なのだから、いずれギリシャのように財政破綻するのではないか。」
と何人かの友人に尋ねられた。
確かに、一見すると同じように見えるのかもしれない。
しかし、日本とギリシャ、レバノンとは決定的な違いがあるではないか。
それは、我が国は自国通貨を持っており、国債はその自国通貨である円建てである点だ。
つまり、国債を外貨建てあるいは共通通貨建てしている国とは、そもそもが異なるのだ。
日本円を発行できれば、日本円建ての国債の返済不能になるはずがないということは、それほど難解ではないと思うのだけど。